合宿内容

8月4日(2016三日目)
合宿短距離メニュー.gif
合宿中距離メニュー.gif
合宿長距離メニュー.gif

練習内容 場所
5 30 起床
5 50 集合 宿入口を降りたところ
6 00 練習開始 天気が良ければ見晴台にて撮影
クロカン 中・長部員12名 マネージャー2人 木村
短距離 見晴台まで往復ジョグ
7 00 朝食 宿
8 30 出発 サニア 短距離部員13名 マネージャー1人 宇津木先生
クロカン 中・長部員12名 マネージャー2人 木村
12 00 練習終了 それぞれ→宿
12 30 昼食 宿
13 00 昼食終了、Siesta 宿
14 00 出発 サニア 部員25名+マネージャー3名 木村 宇津木先生
14 30 練習開始 天気が良ければサニアで全体写真撮影(ユニフォーム着用)
17 30 練習終了 サニア→宿
17 45 お風呂 1組15分 6回転
19 00 夕食
19 30 ミーティング
21 00 就寝

合宿3日目の様子

 合宿3日目です。
 OB横田君、OG岩橋さん、渡辺さんが帰京しました。

  昨年度部長、現コーチの岩橋さんから夜メールをもらいました。
「お疲れ様です。お昼までお世話になった岩橋です!
 合宿に参加させていただきありがとうございました。去年までから一歩引いた視点で部活を見れたことは、寂しいながらもとてもいい経験でした。みんなが頑張る姿はかっこよく、どんな理由であれ、陸上のために泣いたり笑ったりすることが、羨ましいくらいキラキラしていました!
 まず、合宿で使う場所には、青学や村山選手も使うようないい環境が整っています。だからみんなは、その環境を最大限活かしてください。それは、いつもより陸上のことを考え、がんばり、踏ん張ることでもあります。それができる環境、個々の意志、部員の関係はあると思っています。ですが合宿で無理を重ねて、後の大会、駅伝に支障をきたしては元も子もありません。走りたい、走らないと、そんな気持ちはあるでしょう。ですが頑張る気持ちが強いみんなは、今後の自分の陸上競技生活にとって最善の決断はなにか、自分の体と向き合って決めてください。自分で判断できなければ、先生や先輩に聞いてください。無理を重ねるのと、頑張るのは紙一重でも、少しだけ違います。できる、じゃなく、可能な範囲で頑張り、合宿を活かしてください。そのために、怪我をする前、したあと関係なしに先生に甘えず、アドバイスを積極的に貰いに行ってください。でもまぁもうここまで来ました。可能ならば突っ走ってください!!
 サポートしてくれる人は先生以外に、マネさんや親、鷲巣さんなど沢山の人たちがいます。その人たちがいないことを想像すると、練習が本当に大変なことがわかると思います。感謝の気持ちを持ち、その支えに報いれるように、感謝を自分のエネルギーに変えていってください。あとは、昨日までに言った私達が言ったことは、頭の片隅においてもらえれば嬉しいです。
 さて、明日からのハーフマラソンとTT。
 先輩は、自分の練習に集中するだけではなく、後輩を気遣い、教え、ひっぱり、自分の不安や悩みは一人で抱えている、という状況もあったと思います。その役割はとても重かったでしょう。明日以降、その気持ちも持ちつつ、それをやってきたという自信、プライドを持って自分に挑んでください。
 後輩は、そんな先輩の姿を見た分、助けられた分、しっかりと元気に走りきってください。
 その結果がどうであれ、経験や気持ちはその後の大会、来年の合宿に活かされます、保証します。
 長くなりましたが、一言で言うと、みんなが大きな怪我なく、妥協せずに合宿を乗り切ることを祈っています!ファイト!」

 3人には本当に助けられました。陸上部員として過ごした3年間があるからこそ伝えられる言葉があります。それは卒業生にしか語れない言葉です。
 
 午前、中・長は天気の関係で今日が初めてのクロカンコースとなりました。そして明日はクロカンハーフ。クロカンの厳しさ、走り方など慣れるまでに本来もう少し日数がほしいのですが、とにかく明日です。1年生は特に、クロカンのきつさにまいってしまうかと思いましたが、意外にも楽しかったと言っていました。ああ、やっぱりこの子たちは走ることが好きなんだと感じました。明日は、中学生までの自分と決別し、新しい自分を見つける旅路です。

 午後は短距離の頂上メニュー。100M×30本。
 始まる前は流石に緊張している様子がありましたが、始める前にHuddle(円陣)を練習し、声出し。一体感が出ました。
 4カ月前、フォームという言葉の意味さえわからなかった1年生が、見ている人の心を打つ走りができるようになりました。
 チーム。
 仲間がいるから頑張れる。
 つらいことでも、笑顔で乗り越えられる。
 自分の限界を決めていたのは過去の自分。
 あと半分。
 あと10本。
 あと5本。
 終わりが近づいてくるとき、どんなことを感じたでしょうか。
 早く終わってほしい。
 もっと、このメンバーで走っていたい。
 終わらないでほしい。
 いずれ訪れる最後の夏合宿。
 そのときの100×30は君たちの目にどのように映るでしょうか。

 短距離が完走したあと、虹がかかりました。
 陸上の神様からのご褒美です。
 普通の努力では陸上の神様には届きません。
 君たちの努力が、周りにも伝わるくらいの本気の積み重ねだったから、僕たちの力の及ばないところで陸上の神様が助けてくれたのです。
 猛暑だったら最後までできなかった人がいるかもしれない。
 雷が鳴っていたら最後までできなかった。
 僕たちの力ではどうすることもできないことばかり。
 でも、願えば、必ず通じる。
 本気で、心の底から願えば。
 そして、普段から落ちているゴミを拾い、チームのために運を拾い続ければ。

 短距離のメニューが終わった後も続いていた女子800メニュー。いつしかお天気雨になっていました。
 ラスト1本が終わるとき、きれいな雨と、あたりには霞がうっすらとかかり、雲の途切れ目から太陽の光が差し込みました。
 幻想的な景色。その中で走る松浦さんと三浦さん。
 ラスト1本が最速ラップになったようです。
 短距離、中距離、長距離、みんな同じことを感じた一日だったと思いますが、二人がこう言っていました。
 「この景色は一生忘れない」
 
 僕も忘れない。

 



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